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園村苺園

完熟「さちのか」苺 600g

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宇土市の肥沃な土壌で育った「さちのか」苺を完熟の状態で収穫しました。「さちのか」という品種は、果実糖度とビタミンC含量が安定して高く、食味においても農研機構から「極めて良い」という評価を受けるイチゴです。近年栽培の難しさから希少になりつつあります。この機会に是非一度ご賞味下さい!

完熟さちのか苺(600g)

新しい品種の苺だけが美味しい訳じゃない

 「さちのか」は西暦2000年に登録された比較的に古い品種になります。しかし、ビタミンCの含有量が高くて、農研機構から食味が「極めて良い」という評価を受ける苺です。私達は、この「さちのか」という苺を是非多くの人に食べてもらいたいという強い想いがあります。

なぜ、食べて欲しいかと言いますと、それは完熟したときの「さちのか」は抜群に美味しいからです。「さちのか」は完熟して糖度が乗ると味が大きく変わります。酸味がある品種なので、糖度が乗ると酸味が甘味を引き立てることによって、同じ糖度でも他の苺より甘く感じます。そして甘味が優勢になった時に初めて、“コク”が顔を出します。後を引く、もう一個たべたくなる後味のようなものです。実際、色々な苺を食べてきた中で、この「さちのか」が個人的には美味しい苺のナンバーワンです。

完熟の苺はほとんど市場には出回らない

苺がスーパーに並ぶまでには、収穫⇒農協へ出荷⇒農協から市場へ出荷⇒仲買が買付け⇒スーパーへ、という風に一般的にはこの流れになるので、収穫してから3,4日かかってしまうことがあります。そのため農家はどうしても完熟する前に収穫しないといけなくなります。苺の傷みを避けるためです。この理由から、一般消費者が食べる「さちのか」は糖度が乗りきってないものがほとんどです。

 完熟の「さちのか」を食べることが出来るのは生産者とその家族、もしくは、道の駅のような直売所で運良くそれを買えた人ということになります。苺のプロである生産者が口を揃えて美味しいと言うのがこの「さちのか」です。それはなぜかと言うと、生産者が食べているのは収穫漏れで出荷できなくなった完熟の苺ばかりだからです。ここに「さちのか」の味に対しての生産者と一般消費者とのギャップがあります

3種のだしを基にした独自の旨味肥料を使用

  当園の苺には食味向上を目的として「だし」から作った独自の旨味成分肥料を与えています。使用しているだしは、昆布、しいたけ、鰹節の3つになります。それぞれのだしには以下の旨味成分が含まれています。

  • ・昆布⇒グルタミン酸
  • ・しいたけ⇒グアニル酸
  • ・鰹節⇒イノシン酸

そして、これら3つの旨味成分が共存すると、その相乗効果で旨味が飛躍的に強まるということが知られています。苺も糖度だけを上げてもただ甘ったるいだけの味になります。当園が目指している苺は甘いだけではない「美味しい」苺です。今まで色々試行錯誤してきた中で、この独自肥料を生み出すことが出来ました。この肥料を使う前と後では全く味が違います。当園の苺を食べて、是非この「旨味」を感じてみて下さい。

完熟さちのか苺

 

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